神奈川県建設労働組合連合会

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2018年あけましておめでとうございます。

2018年1月1日

「組織拡大が、要求実現の力」「平和」守る建設組合に

神建連会長 仲野和則

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 新年あけましておめでとうございます。昨年はわたしたち建設ではたらく仲間たちの運動で、多くの成果を上げてきた一年となりました。

 特に強調したいのは建設アスベスト訴訟で、10月24日、第2陣横浜地裁の勝利判決、27日には東京高裁で5年前の全面敗訴から逆転の勝利判決を勝ち取りました。わたしたちが自分の事と思い組合員さんから署名を集め、街頭に立ち被害をうったえ署名活動をし、大集会を開くなど世論を広げる取り組みの成果だと感じています。

 まだまだ事業主・一人親方が含まれないなど課題が残り完全勝利ではありません。わたしたちの最終目的は、早期にアスベスト救済基金をつくることです。今後のたたかいを全力で取り組み、完全勝利までがんばっていきましょう。

 2つ目の大きな成果といえば、仲間増やし「拡大」だと思います。春の拡大月間では、驚異的なV字回復をはたし大会を実増で迎えることができました。この奮闘により、2018年度も建設国保料金を引き上げなければならない予定でしたが、加入者の多くが20代から40代で国保財政を好転させ、引き上げを再検討する状況にまでなりました。組織を増やすことが建設国保を守り、さまざまな要求を実現する大きな力になることを証明したことだと思います。この実増は社会保険加入の影響が大きいもので、組合員さんのさまざまな献身的な活動により、組合の社会的影響が強まり、わたしたちが頼られる組合になってきた証拠です。

 課題はまだまだあります。特に賃金を中心とした処遇改善ではいまだに良くはなっていません。設計労務単価が5年で40%近く上昇したにもかかわらず、わたしたちの賃金・単価はわずか数%上がった人がいる程度で、若い青年の入職をうながす状態には程遠い現状です。

 最後に平和を求める課題です。安倍首相は、今年、憲法9条に自衛隊を明記しようとしています。自衛隊が海外でアメリカ軍とともに戦争することにお墨付きを与えるもので、絶対に認めるわけにはいきません。全建総連、神建連は「建設職人は2度と戦争には加担しない」ことを誓い、組織されています。いま9条改憲阻止を求める「3000万署名」が提起されています。わたしたちもこの署名を全力で取り組み「平和でなければ建設の仕事は成り立たない」を合い言葉に取り組みましょう。

 神建連は組合員の団結でさまざまな困難を克服してきました。今年も組合員・家族のみなさまとともにがんばり抜くことを誓い、新年のあいさつとさせていただきます。


「改憲の阻止は主婦の声から」県主婦協会長 鈴木啓子

 明けましたおめでとうございます。
 昨年は年明け早々にみなさんのご協力により、県主婦協50周年を会員と組合員のみなさんとお祝いすることができました。いつも運動の先頭に立ち、がんばってこられた諸先輩たちに感謝と敬意をあらためて表します。

 建設国保を守る運動や賃金問題は、私たち職人の家族として最も重要な運動のひとつでもあり、創意工夫をこらした取り組みにしていきましょう。
 全建総連全国主婦交流集会は、地元、箱根での開催ということもあり、大勢の参加で悩みや成功例を話し合いました。今年は西日本での開催となります。

 日本母親大会は岩手県盛岡市で開催。全国から元気な母親がつどいました。県主婦協は、独自に3・11東日本大震災で大きな被害を受けた大槌町の被災地見学、地元ガイドに被災時の状況や現在の様子を聞きました。

 秋の拡大月間は総選挙と平行して取り組み、組合員と主婦の会員のセット加入を心がけました。

 青年部と主婦協の新企画として、家族ぐるみで「アスレチックとバーベーキュー」に取り組み、子どもたちの笑い声に癒やされました。

 安倍政権が憲法改憲への動きを急速に強めています。憲法を守る「3000万署名」に主婦協もひとり100筆署名に挑戦し、改憲を阻止する世論をつくりましょう。


「学んで、楽しい」青年部を盛り上げる

県青協議長 菅野翔平

 明けましておめでとうございます。昨年、一年間の青年部活動にご協力ありがとうございます。

 昨年の取り組みとしまして、フィールドアスレチックつくし野で、主婦協と合同でBBQを行い、大勢の参加者と楽しい時間を過ごせました。「技能を学ぶ」では、大工さんの伝統工法として、釘などを一切使用しない、継手と仕口を学びました。

 新しい取り組みでは、青年実態アンケートに取り組むなど新たな挑戦も行ないました。

 神奈川が今まで関わってきたアスベスト問題では、青年部としても取り組んできた署名・宣伝行動も実り、横浜地裁・東京高裁ダブルで勝訴しました。

 もっとも大きな取り組みで応援してきた、東日本大震災で原発被害にあった、福島の生業訴訟でも勝訴しました。被害者の方々の為にも、この先自分たちに何ができるか、見つめ直して、学んで行動をつづけて行きたいと思います。

 昨年は春、秋の両拡大月間とも、部員、組合員のダブルで目標達成できました。新しく加わった仲間もイベントや会議に参加が増えて、各青年部も活発に活動しています。

 今年も1年、青年部みんなで力を合わせがんばりましょう。

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