神奈川県建設労働組合連合会

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「40歳になったら大腸がん検診を」藤田ゆかり保健師のけんこうコーナー

2021年4月13日

 今年度の健康診断の計画は立てましたか?今年度に40歳を迎える方は胃がんと大腸がんの検診も必ず予約しましょう。

日本人に最も多い大腸がん

 大腸がんは大腸に発生するがんで、近年動物性脂肪の取りすぎや食物繊維不足などが影響し増えています。がんの中で罹患数が最も多く、男性の10人に1人、女性の12人に1人が一生のうちに大腸がんと診断されています。早期には症状がなく、進行すると腹痛や出血、便が細くなるなどの症状が出ます。

大腸がん検診の方法は?

 大腸がん検診は便に血液が混じってないかを調べ、精密検査が必要かどうか判定します。大腸がんやポリープがあると腸内を便が移動する時に便に血液が付着します。出血は毎日出るとは限らないので、2日間にわたり便を採取した方が発見する確率が高くなります。

 大腸がんは早期発見・早期治療で95%以上の人が治ると言われます。陽性の判定があれば早めに消化器科のある病院に予約をして精密検査を受けましょう。精密検査でがんになる前段階の病変(ポリープ)が見つかることもあります。これを治療することでがんを防ぐことができます。なお、痔を患っている場合も痔で必ずしも陽性になるわけではないため、必ず精密検査を受けましょう。

大腸がん検診はどこで受けられる?

 ほとんどの健診機関で大腸がん検診を受けることができます。健診予約時に「大腸がん検診も受けたい」と相談してください。建設国保では40歳になる年度から毎年度無料で受けられます。ご自宅に届く建設国保のしおりや建設国保のホームページで健診の受け方をチェックしてください。ぜひ家族や仲間で声を掛け合って受診しましょう。

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