神奈川県建設労働組合連合会

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「運動はタイミング考え 効果的に」藤田ゆかり保健師のけんこうコーナー

2024年3月4日

 今回は運動のタイミングによる効果の違いについてのおはなしです。自分に合った運動を自分に合ったタイミングで継続できるといいですね。5分、10分と短時間でも積み重ねることで効果を実感できるはずです。

 目覚めてすぐの時間は交感神経の働きで、運動によるエネルギーの消費量が高く、運動によって食欲を減らす効果と良い睡眠をもたらすことがわかっています。ただし、目覚めたばかりで身体が運動の準備をできていないので、軽めの運動がおすすめです。血圧は明け方から早朝にかけて徐々に上がり、夕方から夜にかけて下がることから、血圧が高い方は早朝の運動は避けましょう。

集中力高める日中の運動

 日中は交感神経が活発に働いているため、身体は運動する準備ができています。昼食後に軽い運動をすると頭がすっきりして、仕事への集中力を高められます。食後は30分〜1時間ほどは時間をおくと効率よく脂肪燃焼できるようになります。

 お昼休みなどの短い活時間で食事と運動する場合は、昼食後30分ほどしてから歩く、ストレッチをするなど軽い運動にしましょう。

夕方の運動で熟睡を

 夕方の運動は筋力や基礎代謝量アップにつながります。人間の運動能力は、朝よりも夕方の方が高くなります。運動で使って傷ついた筋繊維の修復と生成には、睡眠時に優位となる副交感神経や、睡眠時に分泌される成長ホルモンの働きが関わっています。

そのため、夕方に運動をすると成長ホルモンの分泌量もふえ、運動後の疲れもとれやすくなります。夜の体温が上がり、熟睡しやすくなる効果もあります。ただし夜間就寝前の運動は入眠を妨げるので、遅い時間になり過ぎないようにしましょう。

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