神奈川県建設労働組合連合会

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市民へ住宅相談「耐震補強を広めたい」(浦賀建設)

2017年5月10日

横須賀市内の建築関係の5組合は、約30年前より住宅相談を毎週金曜日に市庁舎1階で、各組合順番を決めて行なっております。当組合の相談員からは「人生相談の様な住宅相談だった」との話を耳にすることもありました。「こんなことがあるのか」と本来は施工した業者に伝えるべきクレームもあり、対応工事に費用がかかり「自分は被害者なので、何とか無償で対応して欲しい」という訴えに、歳をとって途方にくれる老人に同情する事例もありました。

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何回も同じ内容の相談にくる老人がいて、住宅相談の会話に孤独の癒しを求める方もいました。つくづく住宅とは人生の縮図だと、相談員の話しから感じられます。

住宅相談を運営する5組合では、毎年、住宅相談運営委員長を決め、今年度は須山会長が委員長を務めました。熊本、鳥取と地震災害が続き、運営委員会での話題は耐震補強工事が中心となりました。

実際の住宅相談での相談内容は耐震工事が期待したほど多くはなく、運営委員会の考えとは大きな差がありました。当地三浦半島は断層の存在もあり、危機感を覚えています。

耐震補強工事補助制度を市民に周知することが、今後の課題となりました。横須賀市広報に耐震補助制度の掲載をお願いしていきます。 

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