動き始める「建設キャリアアップシステム」とは何か。現場環境への影響は。
この制度は、技能者一人一人の技能資格、実務経験、社会保険加入状況などをIDに登録、現場での就労履歴も登録する現場共通のしくみです。
技能者の技能を4段階に区分して、レベル1を「新規入職者」、同2を「一人前」、同3を「職長」、同4を「登録基幹技能者」とします。
今年中に評価制度全体の枠組みを決めて、技能者の情報が賃金引上げの根拠とする業界と組合の間での、合意システムとしていくことが可能です。
建退共も現場で読み取りにより自動積算される大きなメリットもあります。使用者、労働者双方の利益となるシステムが望まれます。