神奈川県建設労働組合連合会

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「藤沢市、組合の災害対応を評価」藤沢市と災害協定

2020年8月4日

 7月22日、湘南建設組合と神奈川土建一般労働組合湘南支部は藤沢市と「災害応急復旧の協力に関する協定」を締結し、鈴木市長と両組合代表による協定締結式が行われました。

 協定の締結は、毎年の自治体懇談などを通じて組合が粘り強く市に要望してきたものですが、昨年秋の甚大な台風被害を踏まえ、市側も地元建設組合との災害協定締結に対し積極的な姿勢に転じたもので、今年の台風シーズンを迎える前に協定を締結し、災害時の応急復旧体制強化を図るものとして進められました。
 協定に定められた協力事項は、市内で発生した災害の応急復旧に係る、1,組合員の派遣及び組合員が有する技術等の提供、2,組合員の所有する車両・工具・機材等の提供、の2項目となっており、市は組合のこれまでの災害対応の実績を高く評価するとともに「普段から地域に根差した活動を実施されており、災害が発生した際も、きめこまやかな応急活動を実施していただける」と大きな期待を寄せています。

組合の力を地域で発揮したい

 締結式で、湘南建設の一方井副組合長は「組合は結成64年、地域住民の住環境を支えてきた。万が一の際は、長年培ってきた技術・技能、経験・知識を災害活動に役立てていきたい」と話しました。湘南支部の古澤執行委員長は「私たちには災害時に有効活用できる特殊な道具と技術があり、たくさんの仲間がいます。これまでの経験と実績を地域の中で発揮していきたい」と話しました。

 県内自治体との災害協定締結はこれで11市1町となりました。今後ますます増大する自然災害に備え、未締結となっている自治体にも地元建設組合との災害協定締結の意義を示し、締結を迫っていくことが重要です。

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