神奈川県建設労働組合連合会

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「飲まない日つくり、楽しいお酒を」藤田ゆかり保健師のけんこうコーナー

2023年1月4日

 あけましておめでとうございます。年末年始は飲酒の機会が増える時期ですね。楽しいひと時を過ごした後は身体を休める習慣を作りましょう。

飲んだアルコールはどこに

 飲んだアルコールは1~2時間で胃や小腸で吸収された後、肝臓に入り90~98%が処理されます。残りはアルコールのまま呼気や尿で排泄されます。

 その処理時間は日本酒1合またはビール中ビン1本程度のアルコールで3~5時間かかります。

 肝臓は栄養素からエネルギー源の合成や貯蔵、有害物質の分解、消化液である胆汁の合成など体内の化学工場の役割を担っています。

 肝臓でアルコールを分解している間は中性脂肪の合成が促され、中性脂肪が過多状態となります。アルコールの摂り過ぎによって処理しきれなくなった中性脂肪は肝臓に貯まり、やがて脂肪肝を招きます。

 肝臓は沈黙の臓器と言われ、初期には自覚症状がほとんどありません。放置すると、肝炎や治療が困難な肝硬変へと進行してしまいます。

週に2日は飲まない日を

 アルコールを飲むと肝臓への負担だけでなく胃や腸の粘膜も荒れてきます。飲酒習慣がある方は肝臓の休息と臓器の修復のために少なくとも週に2日は飲まない日を作りましょう。

 反動で飲酒量が増えては逆効果なので、飲まない日にはノンアルコール飲料で代替するなど自分に合った方法で取り組んでみましょう。

 アルコールには興奮作用があるために飲酒のあとは寝起きが悪く、翌朝の集中力低下を招きやすくなります。肝臓では疲労物質の分解も行っているので、飲まない日には肝臓を休めるだけでなく、身体の疲労回復や集中力を高める効果を実感できることにもつながります。

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