2月23日、神奈川県主婦協は、弁護士の伊藤真さんを講師に迎え、安倍9条改憲NO!3000万署名成功へ「春の平和学習会」を開催し、会場いっぱいの138人が参加しました。
「身びいき(忖度)のまん延や腐敗(汚職)」、「ぎまん的な選挙」の今の状況は「戦前のファシズムの初期の兆候が見られる政治状況ではないですか」の問いから講演がはじまりました。
集団的自衛権は日本を守る戦争ではなく、アメリカの起こした戦争に強制的に参加させられること、先のベトナム戦争では「韓国から10万人の兵士が参加し5000人が戦死した、アフガニスタンでは、イギリス、カナダの兵士が戦死した。多くの若者が命を落とした真実を知ることが大事です」と語り、憲法に自衛隊が明記されることは「国の機関としての自衛隊の活動は制限がされない。戦争のために個人の人権が奪われることになる」と、条文に「自衛隊」を加える危険性が語られました。
国民投票にふれ、国民の「過半数の賛成」ではなく、投票した人の「有効投票」の過半数の賛成で改憲が可能という理解がされていない。普通の選挙運動とは違い、広告宣伝に規制がない「資金力」がものをいう選挙となる。だから、発議を許さない運動。3000署名が大事だと、署名の意義が強調されました。
主婦協は目標10万筆を達成しようと、運動の先頭に立つ100筆チャレンジャーを366人組織し、組合員へも、地域でも元気よく署名を呼びかけています。伊藤弁護士は講演の最後で、運動で重要なことは「萎縮しないで、声をあげる」ことが大事と結びました。