神奈川県建設労働組合連合会

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死亡者5人のうち4人が首都圏組合員「元請けの安全軽視が引き金に」 安藤ハザマ現場での大災害

2018年9月4日

 8月3日、東京都多摩市内の安藤ハザマが施工する建築工事現場(アマゾンの統合通信施設)で、地下2階でアセチレン切断機による鉄骨の切断作業中、火花が床面のウレタン断熱材に引火し、一気に燃え上がり、黒煙とともに炎に包まれました。100人以上の作業員が逃げる場所もない中で、黒煙と炎に巻き込まれ、5人が死亡、30数人が救急搬送されるという、大災害が発生しました。

 報道では、小規模であったものの前年度にも同様の火災事故を起こしていたという極めてずさんな安全管理が行われていたことが明らかになっています。安全軽視=人命軽視という元請け業者としてあってはならないことです。亡くなられた5人の仲間に改めて心から哀悼の意を表明し、あわせて被災した30数人の仲間のみなさんに心からお見舞い申し上げます。
 この事故による死亡者5人のうち4人が、首都圏の組合関係者であったという信じがたい事故となりました。

 本件火災の被災者は全体で死者が5人となり、内4人が東京土建、建設ユニオン及び神奈川県連(川崎中部)の組合員という状況です。

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誠意ある補償を求める

 8月20日、安藤ハザマの担当者が川崎中部建設の事務所に来所し、改めて謝罪と、今後の労災手続きについて打ち合わせが行われました。亡くなった岩本さんについては、労働者としての労災申請が困難(特別加入者)とみられていますが、仮に労災補償が不十分であっても、民事上の損害賠償義務があるので、引き続き、誠意ある対応を求めて交渉を重ねていくことを確認しています。

 今回の事故は、被災者には何ら過失もありませんので亡くなった方々については速やかに労災申請手続きを求めます。裁判判例による損害賠償請求についても訴訟によらずに、社会通念相当額を速やかに補償させる取り組みを行ないます。

 一人親方労災の申請者についても元請けの労働安全衛生法違反、安全配慮義務違反行為が明らかなので、同様の補償を求めていきます。

 二度とこのような大災害が発生しないように特段の努力を元請けに求め、安心して働ける施工環境を確立すること、組合と安全現場の確立をめざす合意書に調印するような取り組みを進めます。首都圏組合との共同で今後の対応を進めて行きます。

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