神奈川県建設労働組合連合会

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神建連第65回定期大会「建設労働者が報われる社会を団結の力で実現しよう」

2019年6月20日

 神奈川県建設労働組合連合会は第65回定期大会を6月6日、横浜市開港記念会館で開催しました。大会には、執行部、代議員、組合参加者、来賓ら計309人が参加し、第65期運動方針、予算ならびに新役員を選出し、団結の力で建設労働運動の前進へ決意を固めました。

 仲野会長は「現場火災事故で神奈川の仲間が亡くなった。丸の内やオリパラ関連工事では、厳しい環境で働かせられている。現場前宣伝も活発に行ない、現場の環境改善を実現しました。定期的に横浜での早朝宣伝も取り組んできました」「建設国保もしっかりと予算を確保した。成果を確認してさらに前進させましょう。アスベスト裁判では10度国に勝利し続けている。消費税10%増税、沖縄の民意無視の辺野古の埋め立て、憲法9条を変えて戦争をする国づくりを企む安倍政権と、わたしたちの願いは相容れません。キャリアップシステム登録と労働者供給事業を広げ、組織拡大で2%実増を必ず実現しよう」とあいさつしました。

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 全建総連勝野書記長は「国の働き方改革により、建設業にも大きな変化が生まれようとしている。神奈川の横浜現場宣伝行動を全国の教訓になっている。団結を強めていきたい」とあいさつしました。神奈川労連住谷議長、東京土建松本中央副執行委員長からも連帯のあいさつがありました。

 県議会会派からは、立憲民主・民権クラブ県議団6人、日本共産党県議団から5人の県議が参加し、寺崎祐介県議(立憲)、井坂しんや県議(共産)が代表してあいさつしました。あさか由香、椎葉かずゆき各参議院予定候補も登壇しあいさつをしました。

建設労働者の処遇改善切り開く

 基調議案提案を吉良書記長、予算案を佐藤財政部長、各専門部長より専門部議案が提案され、討論では5人の代議員から現場宣伝の成果、キャリアアップシステム、労働者供給事業の補強意見、事業所を対象にした保健活動、大船渡での復興住宅デーについての発言、報告がありました。

 建設アスベスト訴訟の報告と支援の訴えを、西村弁護団長と原告の大園さんが行ない「三陣訴訟の準備をしている。最高裁判決を受けて世論をバックに政治に働きかけ基金制度を作らせる。この一年間が正念場の年となる」と報告がありました。

 吉良書記長から「キャリアアップシステムの登録をすすめ、努力が報われるような賃金、労働時間の短縮へ、政治のあり方を変える。人間が大事にされ、憲法が守られる社会と処遇改善をセットにして実現できるように、新しい一年を運動で切り開いていきたい」と討論のまとめがあり、基調議案・専門部議案、予算案とも採択されました。

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