神奈川県建設労働組合連合会

トピックス

2020年あけましておめでとうございます

2020年1月1日

建設労働者の社会的地位高め、 共同の力で建設産業の明るい未来を

神建連会長 仲野和則

 新年あけましておめでとうございます。日頃から、神建連運動へのご理解とご協力に心から感謝いたします。

 昨年は、私たちが携わる建設業にとっても大きな変化が起きた一年でした。
 4月から建設キャリアアップシステム(CCUS)の本格稼働登録が始まり、建設業の「働き方改革」、消費税アップなど、経営、仕事、生活に大きな影響をおよぼす課題が続き、組合としても対策を強めてきました。

 秋の台風による大災害では、千葉県の風水害の支援や、長野県での応急木造仮設住宅の建築など、建設職人にしかできない支援で、わたしたちの社会的存在意義を大きく知らしめましたが、職人の担い手不足で災害対策もままならない地域も出てきています。建設従事者の賃金を上げ、労働環境を良くしていくことが喫緊の課題となっています。

 アスベスト訴訟では、昨年末の福岡高裁でも完全勝利しました。引き続き裁判闘争を強めると同時に「補償基金をつくれ」の声をさらに大きくしていく必要があります。

 今の私たちの実態は、賃金は上がらず、労働環境も悪い。さらに、消費税が10%に上げられ生活が苦しく、仕事も取りにくくなっている状況です。

 特に4年後に導入されるインボイス制度で、免税事業は仕事から排除されることになり、否応なしに納税業者にならざるを得なくなり、消費税まで納税しなければならなくなります。わたしたちの生活はますます厳しく、青年たちは結婚もできない状況に追い込まれてしまいます。

 安倍政権は「桜を見る会」問題に見られるように、税金と政治を私物化しています。自らの手で憲法を改正し、戦争できる国づくりへと、総裁任期をさらに伸ばそうとしています。

 憲法を蔑ろにし、民主主義を否定する政権は、辞めてもらうしかありません。

 昨年12月には、元横浜建設業協会の会長で、全国中小建設業協会(全中建)の土志田会長を招きシンポジウムを開催し、地域・地場ゼネコンや専門工事業団体と緊密な関係をつくり出してきました。

 来る年も、建設産業の未来を切り開くために、諸団体との共同を強め、運動を強めて行きます。引き続きご協力をお願いします。

「オール神奈川」の県青協めざす

県青協議長 荒川直樹

 あけましておめでとうございます。昨年は青年部活動にご協力ありがとうございました。

 昨年も、県青協として、平和運動に力を入れ8月の原水爆禁止世界大会・長崎、11月には沖縄で開催された日本平和大会へ青年部代表を送りました。今後も多くの青年を平和運動に参加をさせ、多くの経験を積んでいければと、考えています。

 拡大月間では、各青年部が部員拡大、組合員拡大の目標を自分たちで決め、活発なイベントに取り組みました。春・秋両方の拡大月間でダブル達成することができ、通算10期連続のダブル達成となりました。秋からはじめた全建総連資格取得報奨金「ダブルアップキャンペーン(倍返しだ)」もたいへん好評を得ていて、新しく青年部に入った仲間も、いろいろ必要な資格を取ろうとがんばっています。

 昨年も、県青協加盟の5つの青年部では、仲間を増やして魅力的な青年部にしようと、さまざまなイベントや学習会に取り組んできました。

 今年は、青年主催で資格を取れるイベントを開催し、CCUSの登録にも力を入れたり、働き方改革の知識を得たりし、家族向けのバスツアーなども開催できればと考えています。

 青年部の次世代を担う青年を多く迎え、神奈川すべての青年部が県青協に結集できるように声かけ「オール神奈川」として、活動できるようがんばるとともに、青年が神奈川全体の建設組合を盛り上げ引っ張って行けるよう、みんなでがんばります。

子育て女性も働く女性も 主婦の会にあつまろう

県主婦協会長 伊藤淑子

 新年あけましておめでとうございます。昨年は主婦の会へのご協力ありがとうございました。台風15号、19号が立て続けに日本に上陸し、大きな被害を受けました。被害にあわれた組合員さんにお見舞いを申しあげます。

 昨年、主婦の会で取り組んだ「子ども医療費助成制度」の拡充を求める署名行動では、子育て会員の要求ともマッチして、大きな力を発揮することができました。神奈川労連女性センターと連帯して、箱根の女性タクシードライバーに対する不当労働行為を撤回させ、元の職場に戻ることができたことは喜ばしい限りです。

 10月には消費税が増税され、わたしたち庶民のくらしを圧迫しています。キャッシュレスポイント還元ですが、支払い手続きで不公平が出てきています。今年も毎月の横浜伊勢佐木町での宣伝行動をがんばります。安倍首相は「桜を見る会」には多くの税金を使い、私物化の疑惑もあります。いったい何のための増税なのでしょうか。

 いま、仕事を持つ会員が増えています。なかなか忙しく、活動参加がむずかしい状況もありますが、基礎組合、青年部とともに家族ぐるみの運動のさらなる発展のために今年も全力でがんばっていきます。

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