木建協相模原地区会は、2019年12月12日、安全パトロールを実施しました。
パトロールには、相模原労働基準監督署に同行してもらい、年3回(6月、9月、12月)実施します。
年末の慌ただしい中での作業が多くなるこの時期。特に災害件数の多い墜落・転落災害防止に重点を置いて、足場設置状況・開口部の手すり設置・はしごの滑動防止措置等の点検を行ない、改善すべき点があれば指導します。
安全パトロール出発前の打ち合わせで、鈴木地方産業安全専門官は「ここ数年の状況を見ると、年末年始必ず死亡災害が発生しています。木造家屋建築工事で墜落災害が発生するおそれがありますので、パトロールの現場で不適切な箇所は厳しく言ってください」と現場で働く人たちが明るい新年を迎えることができるように各指導員に向けてパトロールの心構えを話しました。
パトロールで見つかった主な改善箇所は、ヘルメットの未着用・はしごの設置措置(上部の固定なし等)・瓦上げ機の状況(立入り禁止措置なし)・電動丸のこ(安全カバーの固定)・分電盤アース未設置・架空電線の養生なし・地這電線等でした。
西野会長より「現場の外観がきたない所は、総じて指導箇所が多い。きちっとしている現場とそうでない現場と両極端な状況になっている。地道に指導していきたい」と総評がありました。