神奈川県建設労働組合連合会

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「公務建設従事者と連携強め、賃上げを業界一丸で」建設労働者の春闘へ決起

2020年3月4日

「建設労働者2・19春闘イエローアクション」が2月19日に取り組まれ、ニッショーホール(港区虎ノ門)で集会を開催し、新橋駅前で宣伝行動に取り組みました。首都圏の建設関係組合が主催しました。

JR 新橋駅前をジャック。街頭へ要求アピール

 全体集会の主催者あいつで建設首都圏共闘の松本議長(東京土建副中央執行委員長)は「業界一丸となって週休2日の確保、長時間労働の是正、賃金・社会保障の整備、建設キャリアアップシステムをすすめてきました。8年連続となる設計労務単価が引き上げられ、法定福利費と有給休暇取得分を反映したとされたが、現場の賃金の上昇はごくわずか。抜本的な改善を求めていくことは大きな要求課題となっています」と参加者に呼びかけました。

 学習講演では、国土交通労組の梶田書記次長から「地球温暖化と異常気象の実態」を主題とした、自身の気象台勤務の経験からの頻発する気象災害についての講演、国土交通労組関東建設支部の葛西副執行委員長から「河川行政の歴史と問題点」のテーマで、江戸時代からつづく河川改修や、現在の公務員の人減らし、予算削減による影響が話されました。

 現場からの発言では、災害ボランティアに携わった千葉土建や、建交労のダンプ運転手の仲間につづき、神奈川土建の加賀さんが請求・要求運動について報告しました。

 集会終了後、JR新橋駅前SL広場で大宣伝行動に取り組み、黄色い軍手をつけ、横断幕と「賃金引上げ」「建設産業の若者育成」のプラカードでアピール。建設労働者の訴えを記載したポケットテッシュの配布しながら、街頭に呼びかけました。

参加者の声「現場に賃金届かず」(神奈川土建・左官・Kさん)

 コンクリやモルタルを打つ仕事をしていますが、仕事が少ないです。手取りは10年前よりはやや上がっていると思うけど、元請けしだいかな。設計労務単価は上がっても、現場にはきませんね。

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