神奈川県建設労働組合連合会

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「地域に愛して愛されて66年」 川崎北部建職連合組合(わが組合紹介No.3)

2021年7月2日

 川崎北部建職連合組合の前身である高津建築職組合は1954年8月、わずか6人で創立されました。以来66年間、地域に根ざす建設労働組合として歩んできました。

北部建職設立の頃(1956年)の様子

 多摩区方面にも組合員が増え、創立翌年高津から川崎北部へ名称を変更。多様な建築職人が参加する組合との思いをこめ川崎北部建職連合組合とし、吉崎良之助氏を初代組合長に選出しました。

 64年、日雇健保廃止の反対闘争が全国で広がりました。日雇健保加入者が700人を数える北部建職でも組織の根幹にかかわる重要課題でした。神建連一万人集会には、組合からバス13台を連ねて参加した記録が残っています。

 69年には川崎北部建職高等職業訓練校を設立。当初は3年制の夜間コースでしたが、現在は短期訓練で二級建築士受験準備講座を行っています。

 第一回(78年)の住宅デーは全国でも大変な評判となりました。溝の口商店街の歩行者天国で職方組合や城南信用金庫と共催で多彩な催しを実施。NHKでもテレビ放映され、欠陥住宅の縮小モデルでの説明はたくさんの人々の関心をひきつけました。他にもコープかながわの住宅提携、川崎市住宅相談、川崎市の軽易工事発注など組合員の仕事確保に努めてきました。

 各分野の運動も活発です。川崎北地区木建協の事務局団体として現場の労働安全を普及啓蒙。毎年の税務署交渉と自主申告を貫き今年も約500人の申告者で全県一の規模です。運動会やソフトボール大会、組合旅行など文化体育行事に取り組み組合員相互の団結と友好を深めてきました。

 63年に結成された主婦の会は暮らしや平和、教育を守る運動に全力を注いできました。がんばる母ちゃんと組合は車の両輪です。

青年部主催のビヤパーティー

 かつて「県下最大」と称された青年部。現在ゴールデンエイジと呼ばれる平成6年生まれの同年代を中心とした組合の未来を担う青年層が著しい成長を遂げています。

 こうした運動を進めるなかで97年、2650人の最高現勢を記録しました。現在は1965人の組合員で建設労働組合の単組としては市内最大、県内でも有数の組織へと成長しました。

 大会で今井紀好組合長は「建設アスベストの闘争をみてください。私たち組合が力を合わせれば国さえ変えることが出来る。厳しい情勢のなかで7年ぶりの増勢で大会をむかえることができたことが何よりも嬉しい」と満面の笑顔。三度の飯より組合が大好きな組合長の明るくたくましい存在に勇気づけられると多くの組合員が語ります。

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