神奈川県建設労働組合連合会

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「お餅、上手においしく食べよう」藤田ゆかり保健師のけんこうコーナー

2022年1月4日

あけましておめでとうございます。今年一年も健康第一で元気に過ごしましょう。

 お正月といえばお餅を食べる機会が多いですね。お餅は上手に食べれば太りにくい食べ物ということ知っていますか?ぜひ無病息災を祈願しておいしく食べましょう。

お餅は腹持ちのいい炭水化物

 お餅は50gの切り餅2個で、ごはん(白米)お茶碗1膳分程度の230カロリーです。見た目よりカロリーが多いと感じる方が多いかもしれませんが、実はお餅はご飯より腹持ちがいい炭水化物です。

 お餅の原料になるもち米にはアミロペクチンというデンプン質が白米のうるち米よりも20%程度多く含まれています。
 このデンプン質は消化酵素が浸透されにくいために胃腸にとどまる時間が長いことがわかっています。

よく噛むことで満腹に

 粘りのあるお餅はよく噛むことで唾液の分泌が促され飲み込みやすくなります。よく噛むことで食事の時間が長くなると満腹感を得やすくなります。胃液の分泌も促され、胃もたれなどの消化不良を防ぐことにも。意識して少量ずつ口に運び、よく噛んで食べましょう。

 高齢の方や小さなお子さんにはなるべく小さく切っておきましょう。

 お餅は糖質を多く含むので食後血糖値が上がりやすくなります。空腹で血糖値の上がりやすい食材を食べると、血中の糖が脂肪として体に蓄積されやすくなります。なるべく最初に野菜や海藻類などの食物繊維を含む食材を食べましょう。食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。鶏肉や海老などのたんぱく質を一緒にとると糖の消化スピードを抑えるだけでなく、栄養バランスも良くなります。

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