神奈川県建設労働組合連合会

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「ネットワークづくり 次の労働組合運動を」 建設横浜鶴見支部(わが組合紹介No.9)

2022年1月4日

花火大会を報らせる新聞記事

 建設横浜鶴見支部のルーツは、1963年7月に誕生した川崎建築労働組合の鶴見支部です。67年に鶴見建築労働組合と名称を変え、71年に現在の鶴見区梶山に事務所を建設しました。

 83年には全県を視野にいれた運動を提起するとともに神奈川県東部建設労働組合に名称を変更しました。そして2008年5月、3組合が合流し、現在の横浜建設一般労働組合鶴見支部になりました。

 地域に根ざした労働組合であろうと、三ツ池公園での花火大会や餅つき、地域ふれあいまつりなどに取り組んできました。住宅地の中での花火大会なんて、今では考えられませんが、当時は近隣から約3万人が集まる一大イベントでした。

 2009年からは、支部事務所でオータムフェスタを開催。毎年300人を超える仲間が支部に集まり、仕事のつながりを超えた交流を生んでいます。豪華景品を多数揃えた大抽選会では、皆さん「次は自分だ」と真剣な表情だったのが印象的です。

 鶴見区は南米にルーツを持つ労働者・職人が多い地域でもあります。組合員の中には、電気工事業者で団体をつくり、仕事だけでないつながりを作っている方もいます。

 キャリアアップシステムの推進や偽装一人親方問題など、組合と組合員、事業所だけでは限界があります。そこに組合員が持つコミュニティが加われば、取り組みを一丸となって進めることができます。より網の目のネットワークを作っていくことが次の労働組合運動につながっていくと思います。デジタル活用も含めて、模索していきたいです。

支部事務所前でのオータムフェスタ

 どうやら今年で組合は60年目を迎えます。ここ2年、コロナのせいで数多くのイベントが中止になりました。訪問・対話も制限を受ける中、多くの仲間を紹介していただけたことは、感謝しかありません。

 新たな変異株が発見され、コロナの感染拡大は終わりがみえません。島国の利点を活かして、きちんと防疫を進めてもらいたいですね。早く多くの仲間が集って、笑い声が響く組合を取り戻したいです。

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