神奈川県建設労働組合連合会

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木造応急仮設住宅建設「確かな技術に期待あつまる」

2022年1月5日

実寸通りの仮設住宅を建てて訓練を実施

 全木協神奈川県協会(神建連とJBN神奈川で構成)は11月29日、「木造応急仮設住宅建設講習会」を開催しました。建築大工の仲間を中心に、座学・実技を通じ、技術・知識の向上を図りました。

 県内自治体からこれまでで最多となる25人の出席があり、内閣府防災担当も初めて見学に訪れるなど、行政からの注目の高さが伺えました。

 座学で全木協本部の高橋技能統括本部長が、仮設現場で発生した労災事故等の反省点や、労働者供給事業における就業規則の統一、CCUSによるレベル別賃金の導入など、展望をあげました。

杭打ち機はかなりの重さ

 実技では、木杭の打ち込みやチェーンソーでの柱頭のレベル合わせを実践。課題である断熱施工について実物モデルを使い、界壁部の断熱材充填や、気流止め処理など一連の作業を確認しました。

▽実技訓練の参加者「日頃できない分野を体験できた。今後に活かしたい」「普段の現場とは勝手が違い、特に断熱の入れ方など勉強になった」

▽内閣府防災・被災者生活再建担当の柚上さん「半日でこれだけの住宅を5、6人の大工さんで建てられたということで、その技術力や素早い対応を非常に心強く思う。仮設住宅は早急な対応が必要になるので、こういった訓練を含めて、今後も仮設住宅の建設にご協力いただきたい」

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