神奈川県建設労働組合連合会

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神奈川県産木材見学ツアー「伐採から家になるまで体感」

2022年1月5日

切り倒した木を枝うちする

全木協神奈川県協会は12月4日、神奈川県産木材産地見学バスツアーを開催しました。

 材木になる木を育てる山林から、伐採した木を柱などに加工する製材工場、材木を住宅建設のためにプレカットする工場、それら神奈川で生産された木材で建設する住宅までを一気にめぐりました。

 厚木市七沢の山林では厚木市森林組合の職人さんによって、木が切り倒される様子を臨場感たっぷりに見学できました。

 神奈川県には植えられてから40年以上が経過しているスギ・ヒノキの人工林が80%を占めており、柱などで利用可能な状況にあります。

 伐採された丸太は、製材工場で様々な部材へ加工されます。工場には巨大な窯があり、材木が所定の含水率になるまで乾燥をさせます。

 参加者は「木が切られて家になるまでの工程を見学でき大変勉強になった」「リフォームする際に県産木材の利用を検討したい」など木への親近感が高まったようです。

 全木協神奈川県協会では、森林組合などの原木供給者から、製材・プレカット業者、工務店が一つのグループを作り、県産木材を有効に活用する仕組みを構築しています。

 世界の経済情勢により木材の供給が不安定になりウッドショックが起きました。地域で生産された木材を地域で使用するあり方を一層模索していく必要があります。

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