神奈川県建設労働組合連合会

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被害の救済と根絶テーマにアスベストシンポジウムを開催

2016年10月10日

市民・行政からも高い関心

 10月8日、「アスベストシンポジウム」が同実行委員会の主催で労働プラザで開かれました。
 いまも、多くの建物に残されているアスベストの処理や今後も増加する被害の実態と被害救済を中心的なテーマに、4人の報告とディスカッションが行われました。

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 報告1は「川崎市のアスベスト対策について」、川崎市環境局環境対策部大気環境課・天野俊之係長が報告しました。実際に解体現場へ立ち入り調査する中で見えた課題と対応策を報告。報告2は「アスベストによる健康障害」、川崎協同病院副院長・安西光洋医師が報告しました。アスベスト疾患の種類や発症のメカニズムについてわかりやすく報告。アスベスト粉じんによる自己免疫性疾患の患者増大の可能性に警鐘を鳴らしました。

震災に備えた対策必要

 報告3は「地震被災地熊本からの報告 地震から5か月被災地は今」、熊本県建築労働組合・釜口亀盛書記次長が報告しました。瓦礫が山積みの状態で残る被災地の様子を報告。アスベストの有無が分からず手つかずの状態で、今後は震災に備えた事前の対策が必要だと指摘しました。報告4は「アスベスト問題の最新の情勢」、石綿対策全国連絡会・古谷杉郎事務局長が報告しました。世界のアスベスト被害者数は2013年には20万人超、日本で1万2千人と推計されていることを紹介し、被害の救済・補償が全く進んでいない現状を指摘しました。

 ディスカッションでは、古谷氏がコーディネーターで安西氏、釜口氏と会場の質問に答える形で意見交換。労災の医療給付が制限されていることや、県立高校の老朽化によるアスベスト飛散について質問が出されました。

 参加者は160人、支援する会のほか多くの地方議員や行政関係者、新聞・チラシをみた市民が参加しました。「勉強になった」「次回も開催してほしい」など好評の感想が寄せられました。

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